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(代表)
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フロンガス回収とは?
  フロンとは主にエアコンや冷蔵庫等の冷凍空調機器の冷媒として使用されています。
従来のフロンとは不燃性、低毒性等優れた特性をもっており、スプレーの噴射剤、ウレタンの発泡剤等にも使用されるようになりました。

  従来使用されていたフロンは殆どの条件を兼ね備えた優れた冷媒でしたが、1974年、ローランド教授等の論文の発表により世論の関心がオゾン層の破壊に集まり、1977年には国連環境計画(UNEP)でのオゾン問題検討が始まりました。
この結果フロンの使用を続けると地球規模のオゾン層破壊による環境破壊が引き起こされるとして、1978年にはアメリカで、1079年には日本での生産凍結(CFC−11,12)が表明されました。
更に1985年には「オゾン層保護のためのウィーン条約」が、1987年には「オゾン層を破壊する物質に関する モントリオール議定書」が採択され、国内でも、「 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)」が1988年に制定公布されました。

  CFCの代替品としてHCFCとHFCが開発されましたが、HCFC・HFC共に 地球温暖化に影響を及ぼす為規制対象となっています。

  オゾン問題はフロン等を大気中に開放する事によって引き起こされるので、機器稼動中(密閉状態時)は何ら問題はありませんが、機器の修理時や廃棄時に冷媒を大気中に漏洩させない為に回収作業が必要になります。

  尚、先進国ではCFCは1996年から全廃、HCFCも1996年から規制が始まっており、2020年には全廃になっています。
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